Spain : The Home of Olive Oil | スペインのオリーブオイル

食卓へ美味と健康を!
横山 淳一 東京慈恵会医科大学内科学助教授 医学博士

 

オリーブオイルは食卓に美味と健康をもたらす

果実のジュースであるオリーブオイルの成分は、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が主体であり、それは不飽和脂肪酸でありながら多価不飽和脂肪酸に比べて酸化されにくい性質を持ちます。 また、油脂としての成分の他にも、α-トコフェロール、β-カロチンやポリフェノールのような天然の抗酸化物質が豊富に含まれています。 酸化されにくい不飽和脂肪酸であるオレイン酸が成分の主体である上に、天然の多種の抗酸化物を含むことで、オリーブオイルは動脈硬化を促進させるLDLコレステロールの 血中レ ベルを下げるだけでなく、活性酸素(フリーラジカル)の攻撃にさらされている現代人の健康を守ることになるのです。

事実、古来からオリーブオイルを油脂として主に使う地中海沿岸地域では、現在先進諸国で問題となっている動脈硬化を基盤とした心血管障害等の病気が圧倒的に少ないという、 疫学的調査の結果が出されています。 オリーブオイルは、野菜、豆、魚介といった食材の旨味を逃さず、やさしく包み、味を引き立てます。 是非、オリーブオイルを毎日の食卓に上手にとり入れて、美味と健康をもたらす自然を心がけてください。「緑黄食野菜」と一緒に摂れば、野菜に含まれるβカロチンと相まって、 オリーブオイルの抗酸化作用が強化され、コレステロールの血管内沈着を防止することが出来ます。